「光をつくる」

こんにちは、松本佳奈です。千葉県木更津市の里山で0歳と2歳の子育てをしながら作詞作曲したり歌を歌ったりしています。

昨日は木更津市の社協が取り組んでいる学習支援のイベントで「光をつくる」アートワークショップの開催協力をしてきました。

講師に atelier le matinの浅羽聡美先生をお迎えしての2時間。
小さなお子さんから高校生、そして大人も、夢中で制作したひととき。ひとつをじっくり作り込む子もいれば、4個も5個もどんどん作っていく子(私も3個作った。笑)水を入れてスノードームみたいにするアイディアが生まれて、「僕もやってみたい!」「私もやってみたい!」と広がっていったり。
電気を消した時の「わー!!!」全然見え方が変わる瞬間は感動だったなー。



私の母は私が生まれるずっと前から自宅でピアノ教室を営んでいて、レッスンがない時はオペラの練習をしていた。デッサンや粘土細工も好きで、おもちゃも殆ど手作りだった。そんな環境があったから今の私があるのも間違いないのだけど、

同時に、母は私が描いたり作るものに対して「まだまだ上手じゃないね」「この色選びは汚いね」と指導するようなスタンスでいた。だから私は、自分自身が作りたいものよりも母に認めてもらえるものを作ることに注力するようになったし、「私は下手。私が選ぶものは間違っているんだ」という気持ちが、今も根深くある。

それは流行りの「自己肯定感」というやつなんだと思うけど、繰り返し否定され続けた自己肯定感はそんな簡単に高まらないし、"上手く付き合っていく"という表現の方がしっくりくる気がする。

幼少期の、「自分自身の感性を大切にしていいんだ」と思える経験は、必ず大人になった自分を助けてくれると私は思っているし、その経験があるからこそ他人の感性を同じように大切にできると思うので…こういう"正解のない"取り組みを続けたいんです。



浅羽先生のアートは実験に近い。あの短い時間の中で何度も何度も失敗と成功を繰り返す。「こうしなきゃいけない」がない、見本もない、評価されることもない、作っても作らなくてもいいほんとうの「自由」の中で、思ったようにならなかったり、じゃあこれを使ってみようかなこれも意外と良いなと、思いもよらなかった方向に作品が出来上がっていく面白さ。

失敗しないように、間違わないように、レールを敷かれることが当たり前の世界の中で、「でも人間って本来はこういうものだよな」と実感する時間を過ごせて有難い。

また今年も春と秋に、木更津市文化課さんとの芸術文化に親しむまちづくり振興事業「アートとふれあおう」に市民団体「リビングケア」として協力します。今年は教育に関わる大人対象と小学生対象で開催予定です。また木更津駅構内のショーケースに作品展示できることになりそうです。


音楽活動とは別で、こちらのアート活動を本格的に法人化してやっていきたいなと思っていて、3月は木更津市の創業支援講座に通ったり、少しずつ動き出しています。ホームページも準備中!またお知らせします。

ではでは、今日も穏やかな一日でありますように。愛を込めて!

松本佳奈

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