おはよう、おばあちゃん
「おはよう、おばあちゃん」
と、あんなに優しく声をかけたことがあっただろうか。祖母に対して、思いやりの気持ちを持ったことがあっただろうか。
トイレの、埃だらけの電球を替えてあげてた。私は電球を替えたことに気付いてほしかった、褒められたかった、そんなことに気が回るようになったんだなと感心されたかった。でもおばあちゃんは気付かなかった。
そんな夢を見ました。
夢ではたまに祖母に会います。
昨日初めて本格的に自己分析のことを他人にシェアしたから、改めて自分の中の整理も進んだのかもしれない。
祖母は孤独だったと思う。だけどそれをどうすることもできなかった、17歳の自分。そんな私も、家庭の中で孤独だったんだなと思う。常に緊張していた、あの重暗い時期。
結局、人には人の課題があって、周りはその経験を奪えない。渦中は見守るしかない。
「こうあってほしい」「このほうが幸せなんじゃないか」と思うのは、私の価値観。その人の幸せはその人が見つけるし、気づきのタイミングは人それぞれだから…そうじゃない時に与えても見えないし、拾えない。ずっと後から気づく事もある。
そうやって自分もたくさん見守られてきたんだろうと思う。今も、見守られているんだろうなと。私もまた、誰かを見守っている。
信じて見守ることの温かさ。
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