お産のことを、少しずつ綴る
こんにちは、松本佳奈です。
テレビを持たなくなってもう10年以上経つ。静まり返った家で過ごすのが好きで、本を読んだりパソコンで物書きしたり。
けれど今までの人生で、これ程までに家から一歩も出ず過ごしたことはなかったし、これ程までに毎日毎日同じ繰り返しをしたことはなかった。
最初はそんなこと考える余裕もなかったけど、さすがに1ヶ月経って、自然と歌いたくなったり、人に会いたくなったり。それだけ体が回復してきたってことなんだと思う。
お産は命がけ。
助産院にて自然分娩の予定でしたが、10分おきにやってくる痛みがなかなか強まらず、結局3日間微弱陣痛のまま過ごし、お子も私も限界で、最後は病院にて吸引分娩での出産となりました。とにかく母子共に無事でほっとしましたが、身体のダメージは相当でした。3日間フルで付き添っていた夫さんもかなり疲れたと思います。
陣痛が来るとサーっと冷静になってしまうし、便秘も気になって(笑)お産にのめり込めなかったことが微弱陣痛の大きな原因かなと思いますが、一言でいえば私は「産むのが怖かった」んだと思います。痛いし(笑)
「あなたが産もうと思わなきゃ産まれないのよ」と助産師さんに言われた時、確かに私は、産もうと思っていないのかもしれないと気付きました。
タイミングがくればお子は勝手に出てくるような気がしていたけど、そうじゃないのね。陣痛が来ていてもどこか他人事のように感じている自分がいて、それは恐怖からの逃避だったのだと思います。
そんな私のお産でした。
まだまだリズムが掴めない毎日ですが…こんな風に自分も産み育ててもらったのかと改めて親の気持ちを考えたり、人の数だけお産があり、人の数だけ育児があるなあと感じます。
無事に産まれることの貴重さ!
感じたことを書き留めておかないと忘れそうなので少しずつ綴っていきます。
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