11/24 ホール独演会@sonorium ありがとうございました!
こんにちは、松本佳奈です。
一昨日、今年の大一番、永福町にあるホールsonoriumでの独演会が終了しました。
お越し下さった皆さん、本当にありがとうございました!岡野悟朗さん、なぼ作さんよりいただいた写真とともに振り返ります。
11/24 松本佳奈ホール独演会〜ことばの色彩2018〜永福町sonorium
セットリスト
〜朗読 いのちをたべる〜
1、おいしい晩ごはん
2、魔法の手のひら
3、愛しさはなお募るものかな
4、ばかみたい
5、ハリネズミ
6、dula-dula
〜朗読 私は謙遜しない〜
7、好き勝手
8、大人だってさ
~朗読 中学生の私へ~
9、価値
〜朗読 あと何日生きられるか知っていたら〜
10、あの陽だまりは瞼の裏
11、恋風
〜朗読 真菰の詩〜
12、わらってしにたい
13、Strings
14、平和への祈り
15、灯
Enc、昼下がり、旅に出る
今年も本棚つくりました。開場中、自由に読んでいただけるように…お気に入りの本たちを連れてきました。
今回、新曲をたくさん書きたかったけど、なかなかメロディをつけることができなくて
なので、まだ歌詞になる前の「詩」を5篇朗読してみました。
「いのちをたべる」
いのちをたべる
いのちをたべる
野菜は植物
肉魚は動物
野っぱらで生きている
海を泳いでいる
いただきます
いただきます
生きていた命をいただきます
わたしのからだは、生きていた命でできている
「わたしは謙遜しない」
わたしは謙遜しない
かわいいね
ありがとう
頭いいね
えへへ褒められちゃった嬉しいな
そんなことないです
なんて 言わない
ふふふありがとうございます
そう言ってニコッと笑えばいいんだ
いやいや私なんて
大したことないですよ
そんなそんな、全然そんな
面倒臭い社交辞令
嫉妬されないために自分を貶めるなんて
自分がかわいそう
「中学生のわたしへ」
わたしは中学生の頃
苦しかった
だけど
なぜ苦しいのかわからなかった
今はわかる
わたしには本音を言える場所がなかった
心を許して話せる友達がいなかった
妬まれないように
傷つけないように
仲間外れにされないように
常に心を張り詰めて
30数人 ひとクラスの中
自分の居場所が見つけられなくて
絶望してしまう
興味がなかったのだ
誰と誰が付き合おうが
誰に気に入られようが
どうでもよかった
興味がないものに興味を持たなければいけなくて辛かった
放っておいてほしかったのだ
ここまで諦めずに生きてきてよかったと思う
あの頃のわたしに今を見せたい
「あと何日生きられるか知っていたら」
あと何日生きられるか知っていたら
私はもっと今日を丁寧に生きるだろう
一回一回のごはんをもっと味わうだろう
行きたかった場所へ今日行くだろう
そしてあなたを抱きしめるだろう
わたしたち
限られた時間を忘れずにいられたら
「真菰の詩」
風が吹く 風が吹く
さわさわさわ
さわさわさわ
水が流れる 水が流れる
さらさらさら
さらさらさら
ねえ あなたが生まれる前から
私はここであなたを待っていたよ
おめでとう おめでとう
生まれてくれてありがとう
風が吹いて
私を揺らす
水が巡って
私を清める
さわさわさわ
さらさらさら
短い命のきらめきを
存分に味わって
生き尽くそう
あなたに会えて嬉しい
ありがとう
ありがとう
「灯」を最後の曲に持って来たのは
「明日を生きる君に何を託せるの?」
という気持ちから。
これからを生きる子たち。
生まれて来ようとしている子たち。
彼らに何を遺せるか、遺すべきか。
それは自然環境であったり、安心して食べられる食べ物であったり、人と人との温かな繋がりであったり。
飲める水が湧いていることの貴重さ。
四季折々、ふきのとう、よもぎ、梅、柿、栗…食べられる野草や実が身近にあること。
そんなことを考えて歌いました。
年に一度の再会。
千葉や東京はもちろん、岡山、広島、静岡、埼玉、茨城、福島などなど、全国各地からこの日を楽しみに足を運んで下さる方がいるありがたさ。
お見送りは直接お話できる嬉しい時間。
6年前、たった1日だけ渋谷の駅前で路上ライブをした…その時たまたま歌を聴いてくれた方が6年越しに来て下さったり。
続けて来てよかったなあ
と、心底思う瞬間です。
ありがとうございます。
今回も昨年に引き続き、お客様の理解と、強力なスタッフ陣のサポートのお陰様で、スムーズに運営ができました。
チーズ工房【千】senの柴田千代さん
屋久島から駆けつけてくれた書道家のばーばら
保育士であり造形アーティストの真帆ちゃん
世界一好きな声を持つシンガー引田香織ちゃん
それぞれがイベントを主催できる実力の持ち主で、急なトラブルにも阿吽の呼吸で対応できる本当に凄い人たち。
撮影班は前日から我が家に泊まり込みで、子育て風景や、道中、リハーサル風景も撮影してくださいました。新作DVD、作ります!
育色工房 いくちゃんの絵。
まるで自ら光を放っているかのようです。わたしはこの絵が大好き。
わたしのイメージで描いてくれた新作たち。アクリル絵の具なのにこの透明感。
こちらの絵はいくちゃんのネットショップで販売するそうです。
音響チーム、きみつネット小林さんと、和佳ちゃん。わたしの声のいちばんの理解者。
やっぱり
sonoriumの音が好きで
ピアノが好きで
ここでのライブは特別です。
また来年もこの場所で!
愛を込めて!!
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