価値観が違ってもいいから、共通の目的を持てないものか

沖縄の離島の竹富島で、リゾートホテル建設の計画がもう何年も前から出ていて、ずっと市民は反対しているのに、やはり建設は進んでしまい、もうついに危ないということで今運動が起きているそうです。

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海や山々の美しさ、尊さ
安心して飲める水の有難さ
満点の星空に心が震える感覚
生き物たちの完璧な生命力
自分も自然の一部なんだと感じる瞬間

何物にも代え難いもの
一度失われたら元には戻らないもの
それを平気で、お金のために壊せる人がいる
なんの価値も感じない人がいる
それは価値観の違いで仕方がないことなのかもしれない…だけどここまで違うのかと悲しくなることが本当にたくさんあります。

もちろん、逆の動きもある。
だけど破壊のスピードが速すぎる。
このままじゃ危ないと、動き出す人が増えている。

今月行った山口県の周防大島の海。
美しかった。




価値観が違ってもいいから
根っこの部分、自然の尊さを感じる心
次の世代のことを考えて選択する心は
共通して持っていると信じたい

価値観違ったとしても
わたしたちが次の世代に対して何をすべきなのか、どこを目指すべきなのかを
腹を割ってとことん話し合えないものか

なんで財力ある人が一方的に反対を押し切って強行したり、騙したり、ごまかしたりするのか。

同じ日本語で話しているのにここまで通じないのかと愕然とする。

わたしはこの差を生むのは、幼少期どれだけ自然に触れて育ったか、そしてどれだけ自分のありのままの感覚を周りが肯定して育ててくれたかだと思っています。

自然に触れるというのは
土に触れる、虫や動物や木々花々に触れる
季節を感じる、旬のものを食べること

ありのままの感覚を周りが肯定するというのは
大人が上から押さえつけるのではなく
ひとりの人間として尊重されること

だから森のようちえんに可能性を感じる
アートでの自己表現に希望を感じる



ずいぶんとこの数年で、こういうことを一緒に考えられる人に出会う機会が増えた。実際に行動している人もたくさんいる。

一方で、権力、お金、しがらみ、いろんなものに縛られて、心のままに生きることができない人たちがいるのも知っています。私もそういう部分はあります。

いつから私たちはこんなにも何かに縛られ、諦め、制限されてしまったんでしょう。

竹富島のこと
今各地で起きている破壊と、それに対する抵抗のこと
何を残すべきか、ほんとうに必要なのか
折衷点はどこなのか
自分のこととして考え、行動する時代に入ったのではないでしょうか。

まつかな日誌

まつかな日誌 〜シンガーソングライター松本佳奈 日々の徒然〜