6/30 子どもるーぷまつり有難うございました!

こんにちは、松本佳奈です。
6月最後の日は、地元木更津のお隣、袖ヶ浦市にある根形公民館で開催された『子どもるーぷまつり』で歌わせていただきました。

子どもるーぷさんは「子どもたちを本物に触れさせたい!」と、地域で活動されています。クラッシックコンサートや、たけのこ掘り、虫とり、流しそうめん、餅つきなど、四季折々のイベントにはたくさんの親子が集まります。

元々は30年前に大人たちが、着ぐるみやキャラクターが登場しない、木や布などを使ったお芝居に感動して、「子どもたちにも見せたい!」と思ったのが活動のきっかけだそうです。素敵!

リハーサルの時、ちょこっとピアノを弾いていたら小さなダンサーが現れました。
めっちゃ踊ってた(笑)
ちなみに弾いていたのは最近練習しているニューオリンズピアノの進行。これに反応して踊ってくれるなんて渋いです。

この日、大人子ども合わせて500名の方が足を運んで下さったそうです。根形公民館全体を使って、おもちゃ病院やアート体験、読み聞かせやミニシアター、科学実験など、盛りだくさん!
イベントのフィナーレとして、私といくちゃんのライブペインティングをお呼びいただきました。
何を歌おうか
何を描こうか。



セットリスト
1、恋風
2、チィチィハーハ
朗読 『子どものチカラを引き出す美術と大人の関わり合い/浅羽聡美』
3、ばかみたい
4、大人だってさ
朗読 『いらない人間なんていない〜世界一のチーズを作った農場物語〜/宮崎望』
5、パラダイムシフト
6、ファイト!
朗読『100万回生きたねこ』
7、瑠璃色の地球
8、わらってしにたい
9、平和への祈り


ああ小魚たちの群れきらきらと
海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を
身をよじってほどいてゆく
ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
(『ファイト!』中島みゆき)


美術の目的は、技術の習得や上手く形が描けるようになることではありません。子どもの個性、創造力を育むためにあります。
その芽はすでに子どもたちの中にあります。大人が導き、教えるものではありません。教えようとしたところで、子どもが本来持っている芽を 摘み取ってしまうことになります。


大人の、絵はそっくりにきれいに描くものという干渉、上手い下手という他との比較、評価は 子どもの内面的な成長を大きく阻害するものです。
(『子どものチカラを引き出す美術と大人の関わり合い』浅羽聡美 より)
仕事がまったくできない、明らかにできない人だって僕らは受け入れます。生きてるってことは仕事がどれだけできるってことじゃないはずです。そこで息をして生きているってことに意味がある。その人の中に秘められた可能性があるということを、見つけます。
(『いらない人間なんていない〜世界一のチーズを作った農場物語〜』宮崎望)
子ども向けのイベントだから、子どもたちに寄り添った選曲をしたほうがいいかなと思っていました。が、子どもるーぷさんの始まりは、「子どもたちに本物を見せたい」という気持ち。

トトロとか、パプリカとか歌えば子どもたちが喜んでくれるのはもちろんわかっています。だけど今回あえて、普段と同じライブをしました。

子どもたちは飽きちゃうかもしれない
みんなで一緒に歌おう!というコーナーもない

だけど私ができる、誰にも媚びない全力のライブをすることが誠意なんじゃないか?それを面白いと思うか思わないかは聴き手の自由。

走り回ってもいい
寝ててもいい
歌ってもいいし、踊ってもいい
そこにいてもいいし
出て行ってもいい

子どもたちの中にいる大人に向けて。
そして大人たちの中にいる子どもに向けて。

それが正解だったのかはわかりません。





正解なんてないな!
子どものために
子どもの未来を守るために
と、大人は必死で働いて、世話をして
時にぼろぼろになって
たまに疲れちゃって。

子どもにとっては、父さん母さんが元気で人生を楽しんでいることが何よりなんじゃないか?と私は思っています。

愛しているから。

愛する人の人生が豊かでありますように。

私たち大人も、そうやって愛され、守られてきた子どもだったんだから。


貴重な機会をありがとうございました!
愛を込めて。


松本佳奈


まつかな日誌

まつかな日誌 〜シンガーソングライター松本佳奈 日々の徒然〜