『ひとのま』 宮田さんのこと
こんにちは、松本佳奈です。
今月19日(日)に、木更津市金田地域交流センターにてこんな企画をしています。
富山県高岡市にある一軒家『コミュニティハウスひとのま』の宮田隼さんをお招きします!
『コミュニティハウスひとのま』とは?
1日300円で誰でも利用できる、富山県高岡市にある一軒『「コミュニティハウスひとのま』
ここには、学校に馴染めない子どもや、ひきこもり、路上生活を余儀なくされた人、職場の人間関係に悩む大人…様々な事情を抱えた行き場のない人たちが集まります。みんなそれぞれ、ゲームや漫画、昼寝したり、仕事したり、ただ集まり自由に過ごすだけ。
世話人の宮田隼さんは「支援をしてあげる」のではなく「そばにいて一緒に考える姿勢」で、どんな人でも受け入れてきました。今、その取り組みは福祉の分野で最先端のアプローチとして注目されています。
(https://hitonoma.net/)
『ひとのま』を知ったのは2017年。NHKのドキュメンタリーに取り上げられて、その記事を読みました。私はこの数年、古い一軒家を借りて、人が気ままに過ごせる場所を作りたいなと思っていて、『ひとのま』の取り組みはすごくその形に近かったのです。
『ひとのま』ホームページのトップにはこんなことが書いてありました。
ごちゃまぜなみんなのお家
繋がりの中で支えあえる 大きな家族
そんな社会を作りたい
僕らは本気で「ひとのま」みたいな場所が全国にできればいいなぁと思っています。
孤独を感じがちな時に、居場所となれる場所。何かあった時にフラッと立ち寄れる場所。何かなくてもフラッと立ち寄れる場所。
ただ単にみんなでご飯を食べる場所。遊ぶ場所。何かやりたいと思った時に、声に出せる場所。
そして、それを一人でではなく、誰かと一緒に考えていける場所。
ね。全国にできるといいでしょ。
と、いうことでアッチコッチに行ってひとのまの活動を広める活動をします。
ひとのまで何をやっているか。どんな思いでやっているか。余すことなくお伝えします。
交通費とほんのちょっとの “ひとのま応援金(本当にお気持ち程度で構いません)” を頂ければどこへでもお伺いします。是非お気軽にお呼びください。
問い合わせフォームから「ぜひ千葉に来てください」と即送りました。
そして2017年12月、大多喜のチーズ工房【千】senにて、『ひとのま』宮田隼さんのお話会が実現したのです。(お話の後はみんなで持ち寄り昼ごはん。千代さんチーズのサプライズも!)
初めてお会いする宮田さんでしたが、ずっと前から知り合いだったかのような気さくさで。『ひとのま』に集まる人たちも、この宮田さんの風通しの良さに惹かれてやってくるのだろうなと思いました。
良い意味で「干渉しない」
不登校の子も、ホームレスの方も、どんな人とでも、「俺は何もできないけど、友達として話は聞くよ」というスタンスで接する宮田さん。そうしているうちに、それぞれがイベントを企画したり、掃除したり、ゲームしたり、昼寝したり、ご飯を作ったり、そしてなんとなくみんなでご飯を食べたりする。その流れがとても自然で、心地よかった。
行政で手に負えないことも、「ひとのまさんでお願いできませんか?」と回ってくる。宮田さんの「どんな人でも受け入れる」という姿勢が、大きなセーフティネットになっている。
もちろん問題も起きたり、なかなかシビアな話もあったりする。
そこら辺はぜひ直接宮田さんの口から聞いてほしい。
今回、約2年ぶりに宮田さんを千葉にお呼びします。前回は10名くらいの少人数で密度の濃い会でしたが、今回は地域の多目的ホールをお借りします。
テーマは、『居場所ってなんだろう?〜ごちゃまぜな居場所のつくりかた〜』
主催は 『art of dialogue』 と 『リビングケア』。
『art of dialogue』は、私が今年からイベントの企画などで使うことにした屋号です。「対話の芸術」人と人が対話することで互いの違いに気付き、尊重し合えますようにという願いを込めて。
『リビングケア』は、今年9月に木更津まちづくりコンテストに出場した時の団体名です。
なんとまさかの優勝!!
メンバーは、
私の大学の同級生で、環境問題やまちづくりなどに取り組んでいた橋本潤くん。
長年私を支えてくださっているファンであり、現役保育士の牧真弓さん。
そして写真には写っていませんが、現役介護福祉士の友人・藤井佳子ことみっちん。
イメージしているのは、一軒家で、アートギャラリーでもあり、カフェでもあり、図書館でもあるような、日当たりの良い開かれたスペース。一人一人が、無理に人と関わらず、それぞれのペースで過ごせる場所。そんな場所を木更津に作りたいな、という提案をしました。
私は大人数が苦手です。知らない人とご飯を食べたり、輪に入ってレクリェーションをしなければいけないような機会があると冷や汗が出ます。それはなんでだろう?と考えた時、学生時代にクラスに「馴染まなければいけなかった」苦しさと、家庭の中で「親が期待する自分を演じていた」苦しさがふわっと蘇ってきます。
大勢の中にいても、一人でご飯を食べる自由。
誰かの機嫌をとったり、愛想笑いしなくても身の安全が確保できる場所。
当時の私にとってそれは図書室でした。そして大人になった私はお気に入りのカフェで珈琲を飲んで一息つく自由も得ました。苦手な人と無理して関わらなくて良い環境も得ました。
今が来てよかったなあと思います。
もちろん学生時代がとても楽しくて、大勢で過ごす時間最高だぜ!という方には、この話は該当しません。しなくていいんです。
私と同じように、「普通」からこぼれ落ちてしまった少数の人に届けばいい。
そんな気持ちで挑んだまちづくりコンテストのプレゼンが優勝するなんて。
もしかして、意外と、こっそり胸の中に孤独を抱える人は多いのかもしれません。
というわけで、1/19(日)は、『居場所ってなんだろう?』
ひとのま 宮田隼さんをお迎えしての講演会を開催します!
会の終わりには、育色工房いくちゃんとライブペインティングもやります!
わたくし歌います。歌うつもりはなかったけど、やっぱり歌うことにしました。
人の想いというのは「声」そのものに殆どの情報が含まれているそうで、言葉を尽くさなくとも「声」を聞いただけで伝えたいことの大半は伝わるんだと聞きました。もしかすると私も、歌詞っていうのはオマケみたいなもので、声を発した時点で事は済んでいるというか、「歌詞を伝えよう!」なんて思わなくていいのかもなと、先月の芸術祭の演奏でストンと腑に落ちたこともあり、ちょっと歌ってみたくなりました。で、昨日決めました(昨日かよ)
移動図書館『まつかな文庫』もつくります。
昨年子どもたちと描いてきた作品を飾る『違いを楽しむアート展』も設置します。
ぜひ遊びに来てくださいね。
お待ちしています!
◼︎1/19(日)千葉 木更津金田地域交流センターきさテラス多目的ホール
『居場所ってなんだろう?』
10:00〜12:00(9:30受付開始)入場無料
講演「ごちゃまぜな居場所のつくり方」
講師 宮田隼(富山コミュニティハウスひとのま代表)
アート展示:井戸端art、感性の教室、学童保育れんこんクラブ、育色工房 ikuiro 中山育美
移動図書館:松本佳奈(まつかな文庫)
ライブペインティング:松本佳奈(歌とピアノ)/ 育色工房 ikuiro 中山育美(画家)
行き場のない人々を生み出す社会のなかで、どのようにつながって、受けとめ合っていけばいいのだろう?生きづらさを感じる人、支援に携わっている人たち、子育てや教育、地域の様々な人たちと共に居場所について学びあう機会にできたらと思っています。
ぜひお越しください!
主催 art of dialogue / リビングケア
共催 中核地域生活支援センター君津ふくしネット/木更津人権擁護委員協議会 木更津市部会 /木更津市社会福祉協議会/ 木更津市金田地域交流センターきさてらす
▽金田地域交流センターきさてらす
https://k-exchange.jp
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