木更津駅ピアノ、披露式典にて歌わせていただきました。
こんにちは、松本佳奈です。
千葉県木更津市の里山で、0歳&2歳の子育てをしながら作詞作曲したり歌ったりしています。
ずっと楽しみにしていた今日!木更津に駅ピアノが誕生する日!なんと式典での演奏にお呼び頂き、チェロの白神あき絵さんと演奏して参りました。
昨年、フランスに行ったとき、パリのサン=ラザール駅で駅ピアノを弾きた時の映像を市の担当の方が観て下さり、今回のご縁に繋がりました。嬉しいなあ。
まだ長男おもちが1歳2ヶ月、抱っこ紐に収まるサイズでしたね。
アーティストの増田セバスチャンさんによって、40年間、木更津市立祇園保育園の子どもたちと共に過ごしてきたピアノがポップに生まれ変わりました。地元のコンドー楽器さんによる調律・調整も素晴らしく、音の響きが美しいです。
祇園保育園は、近隣の中郷保育園との統合により、平成30年3月に閉園になってしまいました。誰にもいない教室にぽつんと残され、寂しそうにしていたピアノが、こんな風に生まれ変わってまた沢山の人を笑顔にするのです。
子どもたちと過ごしたピアノの記憶を形にしたような、カラフルな夢の詰まった増田セバスチャンさんのデザイン「Microcosmos - Thank You All - 」にワクワクしました。
式典での、当時の園長先生のご挨拶が愛に溢れていて、本当にこのピアノは愛されていたんだなあと感じました。
私は、かつて賑わっていたものが廃れたり、使われていたものが使われなくることが辛いんです。その「物」の気持ちに移入してしまう。
「物」に感情が宿っているなんて空想なのかもしれないけど。人が住まなくなった建物が瞬く間に朽ちていくのは管理の問題だけじゃない気がするんだな。
保育園で子どもたちの声に囲まれて賑やかでエネルギーに満ちていた毎日から、突然しんと静まり返った暗い教室にぽつんと一人ぼっちでいたピアノの気持ちを考えると、居た堪れない。先生たち、生徒たちの寂しさもじわじわと伝わってくる。
本当によかったね。嬉しいなあ。
【松本佳奈 演奏曲】
1、恋風
2、幕開け
3、好き勝手
4、わらってしにたい
音響はきみつネットさん。いつもありがとうございます。当日の写真たちはまた後日ゆっくりアップします。取り急ぎ。
開催に向けてご尽力下さったまちづくり木更津の皆さま、地域政策課の皆さま、JR木更津駅の皆さま、本当にありがとうございました!
「ピアノ弾けないから」「下手だから」と言って、弾かないのは勿体ない。
音の響き、美しさ、押したら音が鳴ることの楽しさ。そういうものを感じるだけでも、見えてくる景色が違うと私は思います。
誰でも気軽に弾けるのが駅ピアノの良さなので、弾いたことない人にこそ弾いてもらえたらいいな。あなたも是非。
ではでは、今日も穏やかな一日でありますように。愛を込めて!
松本佳奈
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