負の連鎖を止めるために

こんにちは、松本佳奈です。千葉県木更津市の里山で0歳&2歳の育児をしながら、作詞作曲したり歌を歌ったりしています。

長男おもち(2歳7ヶ月)は天真爛漫を絵に描いたような人です。常に歌ったり踊ったり、絶え間なく喋り、笑っています。私にもこんな頃があったのだろうか?

一時保育に預けない土日は事あるごとに「牛乳のむ!」と言って冷蔵庫を開け、パックを取り出してきます。そしてこぼします。私は一日中、溢れた牛乳を拭いているような気がしてきます(白目)

牛乳こぼさないで!
納豆ついた手で髪の毛触らないで!
服の裾が味噌汁に浸ってる!
食べないならご馳走さまして!
剥いたみかんの皮を床に散らかさないで!

ほんの数分の食事の間にも気になることが山ほどあり、気を抜くとすべてが「禁止ワード」になってしまうのをぐっと堪えて、

座って食べよう
手を拭こう
食べてから遊ぼうか
みかんの皮はごみ箱に入れてね

と言い換えるんだー!
と頭ではわかっているのに、目の前で牛乳がジャージャー溢れたり、納豆がテーブルに擦り込まれるのを見ると反射的に「ぎゃー!!やめて!!!!!!」となってしまう私よ。

乳液で保湿されそうになっているおさるのジョージ。


はい。そんな修行の毎日ですが(笑)
今日は子どもの自己肯定感に関する記事をひとつご紹介します。

神奈川県川崎市の子ども夢パーク内にある「フリースペースえん」の運営をしている西野博之さんへのインタビュー記事。

自己肯定感の低い日本の子どもたち「わが子を信じて腹をくくろう、あなたの子どもは大丈夫」


「子ども夢パーク」内にはプレーパーク、交流スペース、屋根つきスポーツエリア、楽器の練習につかえる防音スタジオなどがあり、朝9時から夜9時まで毎日開いていて、無料で利用できるそうです。行きたい!

そこでは、大人が決めた「やらなきゃいけない」ではなくて、子ども自身の中から生まれてくる「やってみたい」を尊重するのだそうです。水遊びも、泥遊びも、焚き火も。子どもたちは遊ぶことを通じて心と身体の栄養をとっていく。

その上で西野さんが大切にしているのは、「安心して失敗できる環境」だそうです。

ただでさえ潔癖化が進んでいるような日本で、今年は特に、一度でも失敗したら袋叩きに合うような社会のピリピリ感をかなり強く感じた年だったように思います。

失敗できない


という空気を、大人以上に子どもたちは感じ取っているんじゃないかな。

他人を裁くために監視する社会ではなくて、許容する、寛容な社会で生きたい。そんな環境を実現するにはどうしたらいいんだろう。納豆すらなかなか許容できない私だけれど(笑)そんなことを日々悶々と考えています。

以前読んだ別の記事の中で、「いたずらとは、子どもが自発的に取り組んでいる大切な機会」という文を読んだことがあって。長男おもちが何かやらかすたびに、怒りの気持ちはありつつも、「でも今この子は自分で考えて自分で行動する一歩を踏み出しているんだな」と思ったりしています。


以下、記事内容を抜粋します。

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「子どもの自信を奪っているのは、いったいなんなんだ」。
これが私のライフテーマでした。ずっと考え続けて、10年前にひとつの仮説を立てました。それは、子どもの自信を奪っているのは、「大人たちの不安」なんじゃないか、ということです。


「私の子育てはこのままでいいの? 正しい親って評価を受けられるの?」。大人はそれが心配なんです。そして他人から「正しい親」と言ってもらうために、子どもの評価を親の評価と結びつけて考えてしまう。「お宅の子は〇〇高校へ行ったの? そして〇〇大学まで進学したの? やっぱり親の育て方がよかったのね」と言われたいんです。


〜中略〜


大人たちは不安なんです。そして子育ての完璧さ、正しさを求めすぎているんです。それも、子どもに対して求めている。
だから子どもたちは弱音が吐けない。つらい感情を外に出せない。そして子どもたちはそのストレスを別の子にぶつける。そうやっていじめが再生産されていくんです。


〜中略〜


「生まれてくれてありがとう。あなたがいてくれて、私は幸せだよ」。このメッセージを親が伝えられたら、子どもはちゃんと自分の人生を生きていけます。

全文はこちらから↓
ではでは、歯医者に行ってきます。
愛を込めて。

松本佳奈

まつかな日誌

まつかな日誌 〜シンガーソングライター松本佳奈 日々の徒然〜