9/13火 下北沢SEED SHIP 有難うございました!
こんばんは、松本佳奈です。
13日の下北沢SEED SHIPでの定期ワンマンライブ『徒然日記』、お越し下さった皆さん 本当に有難うございました!
考えがまとまらなくてレポートがなかなか書けず…まだまとまっていないですがとにかく書きます。書いて頭の外に出すことが大事!
春 夏 秋 と開催してきたこのシリーズ。
グランドピアノと声だけでどこまでできるか。表現の幅を広げたい、作り上げたものを壊して再構築したい。そんな修行のような気持ちで今年から始めました。
13日のSEED SHIP、いざ本番で歌ってみると、声が思ったように出ませんでした。
前日からリンパが腫れていたり、身体の冷えが取れなかったり、「ちょっと具合悪いな」という感じだったこと。睡眠が浅かったこと。原因はいろいろ。人間なので体調も崩します。
なにより落ち込んだのは、その声の不調に自分がかなり動揺してしまったことでした。
セットリストを決めずにライブをするということは、いつどの曲が来てもいいように持ち曲すべてを「現役」状態にしておく必要があります。
いつもは一曲目を歌っている途中で次の曲がぼんやり思い浮かんで自然と曲同士が繋がっていくのですが、今回はその瞬間に「でもその曲は今日の声の調子じゃいちばん高いところが出ないかもよ?」という天の声が(笑)「じゃあどの曲だったら出る?」と、迷いが生じて、曲を選べなくなりました。
同時に、「声が出なくたって伝わるものは伝わるんだから動揺せずいつも通りやればいいのよ。普段以上に歌詞を表現するチャンス!」という声も聞こえます。
けれどいちばん大きな声で「練習不足だよ。せっかくお客さんお金払って、大切な時間を割いて来てくれてるのに。毎回そんなんじゃ見捨てられるよ。何やってるの?体調管理も仕事のうちでしょ。甘いんだよ」
と、聞こえます。
確かに練習不足。自分を過信していたかも。
本番中に落ち込んできてしまうと、危険です。まだステージは始まったばかり。最後までやり切れるんだろうか?先の見えない道を走っている気分。不安になってきます。
目の前には新曲の歌詞を書いたノートが広げてありました。これから新曲をやる…と考えると更に心臓がバクバクしてきます。
「できるの?作ったばかりなのに?未完成なものを人前で発表するの?それはプロとして正しいの?完璧なものをやりなさいよ」
と、叱る自分。
「大丈夫、今日感じたものを歌詞にして、今日発表することに意味があるんだから。未完成なものを人前で披露することに意味があるんだから。きっと大丈夫。間違っても大丈夫だから、思うままにやってみなさい」
と、諭す自分。
とにかく頭の中の議論が騒がしく、自分を保つのに必死でした。調子が良い時はバランスが取れているのですが、ちょっと不調が出るとこの通りです。
2014年に持病の関節炎で入院して以来、出せる音域がぐっと狭まってしまいました。2年間、声の出し方を変えることにチャレンジしてきて、ようやく最近安定してきたなあと思っていた矢先のこの不調。そして思った以上に混乱してしまった自分。
まだまだだなと思い知らされました。
全く声が出なくなり、筆談でライブした岩手で、大切なものは何なのかを肌で感じたはずだったのに。
「調子が良い時ほど下り坂」
と、以前なにかで読みました。
この日お客さんからも、「不調こそ我が実力」という言葉を教わりました。
11/25に、永福町sonoriumでの初めての一人弾き語りホールワンマンを控える今。この不調が起きたことはとっても重要なポイントなのかもしれません。
ここまで読んで下さり有難うございます。
そしてあの日お越し下さった皆さん、本当に有難うございます。このライブで得たことの答えを11/25で出せるように、改めて日々精進していきます。
セットリスト
1、魔法の手のひら
2、どうでもいいことだらけ(新曲)
3、大人だってさ
4、秋の庭(新曲)
5、チィチィハーハ
6、パラダイムシフト
7、ばかみたい
8、種を蒔く、何もない場所に
9、好き勝手
10、ハリネズミ
11、平和への祈り
12、Strings
13、わらってしにたい
14、How was your day?
En. dula-dula(ギターサポート 奥野裕介)
Thank you!!
松本佳奈
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